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2018-04-03
この記事は2018-04-03に書いた記事です。
情報が古くなっている可能性があるのでご注意ください。
良い商品が安い!消費者にとってこんな嬉しいことはありません。
その心理を逆手に取って、いざ自社の商品を売る時に金額を下げて売ろうとしても、どういうわけかほとんどの場合「あれ?売れないね。」という状況に陥ります。
経験上、こういう状況に陥ってしまった企業さんを見たのは、1社2社の話ではありません。
では、なんで売れないのでしょうか?
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その大きな原因の一つに、お客さんが『ほしいと思ってくれていない』からということが言えます。
物を購入する時、ほとんどの人は値段などの事はロジカルに考えません。感情で買う事を決め、その後、金額のことや様々な理由を後付け的にロジカルに考えるんです。感情を動かすことができれば(ほしいと思ってもらえれば)、高くたって買います。極端なこと言えば借金をしてでも買ってくれるんです。
良い商品って何ですかね。昔は「こんなすごい技術が使われててすごいテクノロジーだ」ってのが良い商品でした。ピンポイントで商品のみに焦点が合っていました。しかし今は、上記のように全体的な満足度から、さらに精神的な満足度まで与えられるように商売を行う必要があり、お客さんはトータルで判断していく時代かと思います。つまり昔の指標は、今の時代の評価項目の一部分ということになりますね。なのでその一部分だけを追いかけても売れないのは当然のことかもしれません。
ちなみに安売り(薄利多売)という立派なやり方もあるにはあるのですが、これは大手がやることですね。中小企業やベンチャー企業が薄利多売をやる場合は、そもそも最初からそういうコンセプトで会社が動いている時などはあり得ますが、(それでも厳しいコンセプトだと思いますが、)物が売れないからと言って「安易に値段を下げてそれをウリにしよう」ってのは利益も減りますし真似する他社も出てきますし価格競争が始まり、その後は…想像つきますね。
値段を下げるってのも、苦渋の決断かと思います。できればやりたくないはずです。その前に私達のようなマーケッターに相談してもらえると、解決することがあるかもしれません。
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