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2018-06-28
この記事は2018-06-28に書いた記事です。
情報が古くなっている可能性があるのでご注意ください。
この記事も成長曲線の話なので、先日の[マーケティング]未来を予測してビジネスを優位に進める方法(成長曲線)の続きの記事になります。
時間的な側面でビジネスを見ると、長く続くビジネスとすぐ廃れてしまうビジネスがありますが、これも成長曲線(Sカーブ)を使うことで、ある程度の予測が可能です。成長曲線というと時間軸より、売上にあたる縦軸に目が行きがちなのですが、時間的な要素もとても大切です。
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この項目は前回記事とかぶりますが、まずは基本的な所の確認から行きます。
ビジネス(商品)のライフサイクルは、4つのステージにわけて考えます。
この曲線と、それぞれの時期が基本になります。
ここから本題です。↓
売上、または雰囲気で言うと”流行廃り”的なものは、縦軸で表現されていますが、今回は時間を表現している横軸に注目します。
【成長曲線の法則】導入期、成長期、成熟期の期間は、ほぼ同じになることが多い
したがって、例えば、成長してきているビジネスを目の前に見た時、そのビジネスの導入期の長さを調べ、導入期が長いビジネスであれば、その後息の長いビジネスになる確立が高く(ライフサイクルが長い)、逆に導入期が短くすぐ爆発したようなビジネスだった場合は、すぐ廃れるビジネスの可能性があると言えます(ライフサイクルが短い)。
2009年、ミニストップコーヒー
2011年、ローソンマチカフェ
2012年、ファミマコーヒー
2013年、セブンカフェ(※)
(※)実はセブンイレブンは導入と撤退を繰り返しています。歴史としては30年ほど。ウィキペディア(参考URL)
短期間で数社が参入してくるタイミングが成長期の始まりと言えますので、だいたい2012年前後あたりから成長期が始まります。
導入期、2009年〜2011年
成長期、2012年〜2014年
成熟期、2015年〜2017年
というような計算になります。
基本的には成長期の終わり頃から差別化などが難しくなり、だんだん売上に対しての利益(利益率)が落ちてきます。コーヒーだけでは勝負が厳しいので、何か策を考えたい時期と言えます。実際、上の計算通り、2014年の成長期の終わり頃に、ドーナッツという新たな手が打たれました。まぁあまりうまくいかなかったですが、その後も各社様々な工夫をしてきています。
成長期に入れば、ビジネスは加速度的に伸びていきますが、やはり儲かる会社は成長期に入ったからと言って安心していないで、いつ成長が終わるのかを上のように計算します。3年後なら3年後、5年後なら5年後、それに合わせて次どうするかの準備をすぐに始めているものです。そして、何か手を打つ事によって、新たな成長曲線をはじめていきます。
このように、時間的な部分の予測が立てられると、ビジネスを非常に有利に進めていく事が可能です。是非この成長曲線(Sカーブ理論)をご活用ください。
この記事は先日の[マーケティング]未来を予測してビジネスを優位に進める方法(成長曲線)の続きです。こちらの記事も是非ご覧ください。
大切な事はだいたいドラクエとFFとブルーハーツに教えてもらいました。
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