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2018-07-24
この記事は2018-07-24に書いた記事です。
情報が古くなっている可能性があるのでご注意ください。
リスティング広告を始めたいけど、広告予算をどのくらいに考えれば良いか悩む人も多いのではないでしょうか?感覚でざっくり決める人もいらっしゃいますが、広告予算を出す時にやはり数字の根拠があった方が良いというか、赤を出さないようにしないと広告をする意味が無くなってしまいますよね。そこで、すごく簡単にリスティング広告の予算を出す方法を書いてみました!CPA(顧客獲得単価)から考える方法になります。
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タイトル通りですが、CPA(顧客獲得単価)の上限を把握しながら考えていきます。
(例)
とすると、
この2,400円をオーバーしてしまうと、赤字になってしまいます。つまり、CPAの上限は2,400円ということになります。
そして、月に30件程お客さんを獲得したいなら、
この数字を1ヶ月の広告予算の目安にします。
ちなみに、3〜4ヶ月以上リピートのないような、リピート率の低い商品や、そもそもリピートの無い商品などはこの計算でOKです。
リピートしてくれるお客さんが多い場合は、リピート率と平均リピート回数を加味した数字を出します。
(例)
とすると、
ここまでは同じ計算のやり方になりますが、ここにリピート率をかけます。例としてリピート率30%とすると、
そして、リピート回数の平均が5回だとしたら、
ということで、お客さん一人のCPAの上限は、15,600円なります。
そして、月に新規お客さんに20件来てもらいたかったら、
この数字が1ヶ月の広告予算の目安になります。
HPのコンバージョンが『資料請求』や『体験お申し込み』のように中間的なものだとすると、HPのコンバージョンがそのままそっくり売上になるわけではありません。したがって、その後の本契約までの割合を加味した数字を出す必要があります。
(例)
として、
ここまでは同じ計算のやり方で良いのですが、この15,000円に本契約してくれる人の割合をかけます。
例えば資料請求してくれたお客さんの60%が本契約までしてくれるとすると、
この9,000円が、資料請求のお客さんを集めるための、CPAの上限になります。
なので、月に20件の資料請求がほしいなら、
この数字が1ヶ月の広告予算の目安となります。
CPAから予算を出す考え方を書きました。
これで、CPAの数字は大きく狂う事はないと思います。あとは目標とする件数ですが、これは、実際そこに市場があるかどうかを、検索ボリュームがどのくらいなのかを調べて、検討する必要があります。そしてクリック単価やクリック率、コンバージョン率などから、ある程度のアタリを出す事が可能です。アドワーズのキーワードプランナー等を使います。
ということで、上記のように検討違いにならないような数字をまずは出して、それを目安にはじめてみます。実際出てくる数字を見ながら、PDCAを回して改善していくことで、精度を高めていくと良いかと思います。
公園でネコがゴロゴロしてると思って見てたらビニール袋だった。
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