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2018-06-26
この記事は2018-06-26に書いた記事です。
情報が古くなっている可能性があるのでご注意ください。
本日は、少しビジネスよりの話になりますが、成長曲線(Sカーブ理論)のお話になります。
などなど。もちろん応用すればこれ以外にも様々な使い道があるかと思いますので、知っていて損はないかと思います。
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ビジネス(商品)のライフサイクルは、4つのステージにわけて考えます。
商品単位、事業単位、または業界単位、様々な視点から見る事もできますが、まず大切なのは今どの位置にいるのかを把握することが大切です。
また、新規参入をしたい人は、その参入したいビジネスが今どういった状態なのかを調べ、分析することが大切です。
世の中にまだ認知されていません。顧客獲得単価も高く、プロモーションの反応自体が低い時期です。マーケティング費用もかかります。売上も安定せず少ないわりに、導入期は様々な準備の為お金がかかることも多く、利益が少ない、または赤字の時期です。
バブリーな状態ですね。供給より需要過多の状態になり、プロモーションの反応率が良い状態になります。顧客が増え売上も多くなり、利益率が一番高い時期です。新規事業への参入タイミングは、この成長期の前半が最も適しています。この時期を狙った新規参入者が多くなりますので、成長期の後半からは競合が増えます。競合が増えてもこの時期はみんなが潤うのですが、もちろんそのうち限界がきます。限界が来ると、次のステージの成熟期に入っていきます。
この時期の特徴は、大手の会社が増えます。しっかり差別化ができない会社や、マーケティングの出来ない会社は淘汰される方向になります。ブランディングもわりと重要な時期です。ビジネス(商品)が成熟していますので、この時期以降は参入障壁が高い状態になります。
衰退期なので、どんどん落ちていきます。業界自体が衰退して需要が無くなってきているため、よほど上手くポジションを確立していない限り、顧客、売上、利益が減っていきます。
例えば、今は導入期なのに、成長期や成熟期など他の時期に適した対策をしたら、意味が無くムダなことをするはめになりますし、衰退期なのに新規参入してしまったら、そのビジネスを成功させるのに必要以上の苦労をするでしょう。
成長曲線を使って、今はどんな対策や対応が必要なのか、しっかり分析、検討しましょう。
(ただ、これは僕の経験からの主観的な意見ではありますが、実はとってもローカルで小さなビジネスの場合は、初歩的なマーケティングや当たり前のことをちゃんとやるだけ、つまりステージ毎の対策とか関係なく普通に通常営業を本気で誠実に出来れば、ビジネスがうまくいくことも多いです。)
このような成長曲線(Sカーブの理論)を知っていると、ビジネスを有利に進めていくことができますので、まずは状況の把握からですね。今がどんな状況なのかをしっかりと把握し、次に何が起きるのか、どんな方向へ進んでいるのかを予測してビジネスをすることで、失敗の確立を極力減らす事ができます。
関連記事の、[マーケティング]息の長いビジネスとすぐ廃れるビジネスを予測する方法(成長曲線)も合わせて是非ご覧ください。
「クラウド」と聞くと未だにFF7のクラウドを一瞬思い浮かべてしまいます。
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